「何よりもJ2に昇格させたい。ここで勝てたらチームとしてさらに前に行ける」。北九州はラグビーワールドカップの関係でアウェー戦が続いたが、敵地4連戦で一度も敗れることはなく、ついに2位に再浮上した。この4試合で2点を挙げるなど攻守で存在感を示しているのが、夏に加入した高橋大悟だ。
鹿児島県屋久島町出身。神村学園高を経て、J1清水でプロ生活を歩み始めた。1年目からルヴァンカップに出場するなど期待を集める選手の一人となっていたが、2年目の今年は「今のままではダメだと思った。恩返しするためにも自分が成長しなければいけない。一番は経験を積むことだ」と武者修行を決断。この夏、小林伸二監督が率いる北九州の扉を叩いた。